大都市東京に住むには、覚悟がいる。
大都市東京で10年20年と生活し、その後田舎で暮らすには、想像もできない覚悟がいる。
最近感じるのは、大都市東京と田舎の格差は拡大するばかりということ。
時代は21世紀。
さらに22世紀へ向け視野を広げる必要がある。
未だにスマートフォンを毛嫌いしている人がいる。
今は、時計にもメガネにもコンタクトレンズにもコンピューターが入る時代。
最近は、スマートフォンを持っているのは時代遅れなんじゃないかと私は感じている。
と言う私も、ようやくスマートフォンで電車の改札を通れるようになった。
今までは、PASMOでしか定期が作れない区間に住んでいた。
無理矢理JRを使えないこともなかったのだが、かなり遠回り。
定期代が毎月2万円を超えるのはつらいかと感じていた。
今は、月2万円以上通勤に使う。
JRに乗るので、モバイルSuicaにできる。
職場の自動販売機も、SuicaとPASMOが使える。
自動販売機でSuica支払いができるので、小銭はいらなくなった。
携帯電話が財布換わりというのは、10年くらい前から言われていたような気がする。
コンビニエンスストアでも、多くの客が電子マネーで支払いをしている。
釣り銭のやり取りがないから速い。
小銭をいちいち財布から取り出すのは、並んでいる後ろの客に迷惑である。
電子マネー専用のセルフレジを、たくさん作ってほしいものだ。
現金使用お断りのコンビニエンスストアがあってもいいんじゃないかと思う。
田舎で電子マネーが使えるのは、コンビニエンスストアくらいか。
田舎では、依然としてガラケーを使っている人が多い。
都会でガラケーを使っていては、かなり不便である。
仕事のやり取りも、今はスマートフォンが当たり前。
ガラケーを使っている人は、仕事にも乗り遅れる。
仕事もろくにできなくなる。
10年くらい前は、メールが間に絡んだ。
今は、すべてネット上で完結するので、メールも必要ない。
スマートフォンがないと、友達付き合いもできなくなる。
待ち合わせは、LINEでやるのが当たり前。
地図アプリで簡単に待ち合わせ場所へ行ける。
東京や大阪で生活して、18年くらいが経った。
大阪は2年くらいだから、ほとんど東京で生活してきた。
大都市暮らしが長くなり、田舎で言葉が通じなくなった。
日本語を話しているのだが、田舎で日本語が通じない。
東京には、田舎者が多い。
地方から出て来た人がたくさんいる。
田舎者が、東京へ出てくるときには覚悟がいる。
覚悟して東京へ出てこないと、大都市には住めないと逃げて田舎へ帰ることになる。
逆に、大都市東京で3年でも7年でも生活することができれば、もう田舎には帰る気がしなくなるだろう。
大都市東京で経験値を上げ、これから田舎に帰って一旗揚げようというときは覚悟がいる。
大都市東京と田舎の差が、想像もつかないくらいにある。
これからどうするかを決めるのは、自分自身である。
■成長するために<3000>
覚悟して、大都市東京に住もう。
東京新聞写真部 東京新聞出版局 2009-11-18